Extinction (2015)

7月31日に全米で公開された映画”Extinction”がネットにアップされていたのでチェックしました。
なお、日本公開は未定です。


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・感想
最初はだれますが、中盤位から目が離せなくなっていきます。
英語の聴き取りは難しくありません。



・あらすじ(ネタバレ)
・氷河期の訪れた未来、集団で避難するため軍の警護の元走行する主人公家族とその友人のバス2台、前のバスが急停車したため、同乗していた軍人が確認にいくが戻ってこない。
恐る恐る主人公がバスを降りると、ゾンビ化した軍人が襲ってきた。(ゾンビに噛まれると感染し、場合によっては、ものの数分で発症してしまう)

バスの乗員はゾンビに襲われパニックとなり、最終的に主人公の奥さんが噛まれて噛まれてしまうが、一人娘は無事だった。運よくその難を逃れた、主人公とその友人は、郊外の1軒屋で暮らすことになる。
⇒噛まれた部分を切ることが感染を防いだ。


7年?が経過し、子どもは少女となるが、主人公とその友人は隣同士で住んでいるが、なぜか友情は壊れていた。

⇒仲の悪い理由は徐々に明らかになっていきます。
その理由は、食料を確保しに妻と友人が街に出かけた時、酒に溺れた主人公を友人が非難した事から、妻は友人と別れて単独で車に戻ってしまい、その際にゾンビに襲われて死んでしまったためだった。


2人の生活は対照的で・・・
主人公:娘と家にいることが多く、食料も以前確保したものを消費していて、娘は常にお腹を空かしている。
友人:愛犬とともに街に食料確保に出かける、夜は、他に生存者がいないか無線で呼びかけをしている。

という感じだが、その関係を修復する鍵となるのが、主人公の娘だった。


ある晩、娘は家の外でゾンビを見つけるが、主人公はその話を無視してしまう。その翌日、友人が街へ食料確保に出かけると、倉庫でゾンビに遭遇、ゾンビを倉庫に閉じ込めて自宅へ戻るが、ゾンビは脱出して追いかけてくる。

途中、ゾンビの襲撃を受け、スノーモービルから振り落とされるが、視力等が劣っているらしくすぐそばにいる友人には気づかず、自宅で拳銃の練習をする友人の方に走りだしていってします。
主人公の危機を感じ取った友人は、銃を撃ちまくりながら自宅へ急いで戻り、自宅付近でゾンビと格闘。
それをみた主人公はライフル銃で加勢しようとするも、妻との一件が心のおもしになって撃つことができず、友人は噛まれてしまう。(愛犬(死亡)の助力もあって、友人が自力でゾンビを撃退)
また、主人公は、友人を助けなかったところを娘にみられてしまい、娘と主人公の関係は一気に冷え込んでします。


友人は、噛まれたことから感染を疑い自殺しようとするが死にきれず、主人公からの無線の呼びかけでで目を覚ますとゾンビ化しておらず、感染していないことに気付く。
そして、娘からのディナーの招待を受け、友人宅を訪れるが、ここでまた意見(注)が分かれて主人公との関係は険悪に・・・

主人公:ここは安全なのでずっとここで生活した方がいい
友人:ここは安全だが、ここに暮らしていても先が見えないから、他の住民を探しに行った方がいい


しかし、夜中に怯えて泣きながら話す娘をみて、翌朝、友人と娘とともに街へ食料確保に行く。
街のスーパーからでると、一人の女性が遠くで立ちすくんでいるのを娘が見つけ、その女性を家に連れて帰る。
手当をし、意識の戻った女性に事情を聴くと、家族で安全に暮らしていたけれども他の住人を見つけるために移動開始、その途中である男性と出会い妊娠、その後また旅にでたが、悲惨な結果になってしまった。
なぜ、家を出たんだという問いかけに、先が見えない生活に留まってはいられない、人間だものと答える女性だが、ゾンビの叫び声を聴いて、焦りだす。

それをみて、俺たちが捕まえた奴だからそのゾンビ害はないよと答えるが、女性は拳銃を持ってゾンビのところに向かい殺してしまう。
その理由は、ゾンビは叫び声で意思疎通を図ることでき、群れを作って行動するからだという。言ってることが呑み込めない主人公達だが、ゾンビの叫び声を聴いて、自分達の置かれた状況を把握するのだった。


自宅を襲うゾンビの集団、ゾンビが音に敏感なところを逆手に取って、大音量の音楽をかけながら抗戦しているところに、無線の声が聞こえてくる。それに応答しようとする娘・・・

一方、ゾンビとの交戦は途中で電源が落ち、ゾンビ達が優勢となり、主人公は死を覚悟するが、娘は50マイル離れたところに他の住民が助けに来てくれるという。
でも、距離が遠くて間に合わないと悟った主人公たちは、自力で家から逃げだそうとするが、トラックまで距離があるため友人がおとりになってゾンビをおびき寄せ、その間に主人公たちは逃げることに成功する。

⇒友人がゾンビにかみ殺されている間の回想シーンのセリフは、親友の友人として主人公の奥さんにいっているのか、それとも自分の奥さんに行っているのかは、女性の顔が見えないため断言できませんが、お腹の中の子どもが女性だと言っているので、娘の実の父親は友人だと思います。

というのも・・・

78:45~
①友人の家にはお母さんの写真がたくさんあるのに内には全然ないんだよねと娘が友人にいうシーンがある。
②娘が友人に、あなたとお父さん2人で私のお母さんを奪い合っったのねというセリフをいうシーンがある。

③友人が率先しておとりになった。
103:45~
友人がお腹の中の子どもに母親似になって欲しい、しかももっと美人でねというシーンがある。
⇒母親の子どもの頃の写真と娘はそっくり。

という伏線があるので、ここは想像にお任せしますという作成者の意図がだと思います。


(個人的には、友人が実の父親だと思いますし、それを前提に映画を思い返してみると、なぜ、主人公と友人の中がこのような過酷な状況であれだけ仲たがいすることになったのかということも理解できるような気がします。)


そして、朝日を主人公たちが眺めるシーンでエンドロールへ


英語(字幕なし)