10,000 Saints (Ten Thousand Saints) (2015)

8月14日にアメリカで公開された”10,000 Saints (Ten Thousand Saints)”がネットにアップされていたのでチェックしました。

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・予告編



・感想
父親役のイーサン・ホークの演技が秀逸だと思いました。
これをみるだけでも、この映画をみる価値があるような気がします。

聴き取り的には、イライザの母親役の方がこてこてのイギリス訛りの聴き取りが一番厳しかったです。
あとは、主人公の母親で、全般的に男性より女性の方が聴き取り難かったです。




・ストーリー展開(ネタバレ)
---回想シーン---
自宅に帰ってきた弟は、父より男同士として話があるんだよと言われ、父親が温室に追いやられた理由を説明される。弟も顔見知りの母親の友人が妊娠、そして子供も産むつもりなんだけど、問題なのは誰が妊娠させてかっていうことなんだけど、俺なんだよね。とあっけらかんと言われるが、弟は、それで母さんは怒っちゃったんだねと冷静に答える。


---現在---
晦日の日、母親と同居する主人公のものに、父親の大学の友人の娘のイライザ(高校生)が、スキー旅行の一時停止で6時間ほど街に留まるので、友人といっしょに迎えに行き、暇つぶしに付きあう主人公。


イライザとの話の流れで、彼女が11歳の時に初めてライブに連れて行ったのが自分の父親で、肩車されてみたけど最高だったというのを聞いて驚く主人公
パーティー会場で、イライザと会話しても無性にいらだつ主人公は、会場を抜け出し他人の車の中で一人過ごすも、持ち主に見つかってぼこられる。

一方、友人とイライザはトイレでコカインをきめて・・・

イライザを送り出し、帰宅する2人、途中、主人公が友人にお前には貸しがあるといって、無理やり付きあわせたシンナー?の吸引が原因で、真冬の屋外で意識を失い、友人は凍死してしまう。


葬式後、父親が主人公の部屋を訪れ、主人公をニューヨークに連れて行くので、明朝までに荷造りをして、母親にはきちんと挨拶しておけという。
父親は母親と一夜を共にし、翌朝、息子をニューヨークに連れて帰る。


イライザとその母(父親の恋人)とディナーを共にするが、友人の死の責任がある(コカイン吸引)と思っているイライザは、気持ちが落ち着かず、友人が貰った手書きの住所を主人公に渡したあと席を立ってしまう。

翌朝、街の怖い部分た良い部分を説明する父親、いい部分と行っても、昔はバスハウス(ソープ?)があったんだけど、市が閉鎖、エイズのお蔭でこの辺りは変わってしまったよと結構ロックな父親です。

友人(テディ―)の種違いの兄弟を訪ねる主人公、バンドに誘われハマる。
一方、イライザは、テディ―の死の事で思い悩むが、主人公より、俺たちはちょっとしたパーティーをしただけ、そこにたまたまテディ―がいたんだよたぶん彼は僕たちを元に戻したがっているよと言われ、少し気持ちが楽になる。


ライブの会場でラリって意識を失いかける主人公の目にはテディ―が写る。
気が付くと別の部屋におり大音量で音楽が流れていて、状況がつかめない。目の前にいるイライザは混乱していて、私は罰せられないととわめき、自分の同じように叫んでいる、
そこでイライザが妊娠していることが判る。
⇒中絶を選択、親たちには告げず3人(主人公・イライザ・テディ―の兄)でなんとか乗り切ることにする。


主人公の母親から電話がかかってきて、1週間連絡がないけどどうなってるの、主人公は、学校に行かないといけないんだど電話がかかってきたところに、更に彼女の母親からイライザが戻っていないんだけどと父親のところに電話があり、学校にいかないという。

2人が自分の家のいるべき場所に戻っていないことを知った父親が、主人公達がが寝ている部屋を訪れ、門限についてもう1回話さないといけないといいだす。
そんな父親に対して、今頃父親風を吹かして、いろいろ押し付けるのかと反発する主人公に対して、そんなことはないよ。彼女の娘と自分の息子がどうなっているのか知りたいだけだよという父親に対して、ただの友達と答える主人公、それに対して父親は、別に責めてなんかないよ、お前の母さんが煩いだけだよという。


イライザが出血、病院に向かう主人公と父親、主人公はイライザが妊娠していること、父親がテディ―であることを告げ、彼女には言わないように釘をさす。
病院では主人公は生まれた時ことを話す主人公、あの頃は、お前のことも色々やっていたけど、今の俺はまったくの別人になってしまったよ、お前もそう思うだろという父親

子供が生まれたから1~2年は子供のことばかりになる。同じではいられないよ。
お前も判っているだろうけど、女性が全てをきめて、男はただ最善を尽くすだけだ。

イザベラは、細菌性膣症に係ったけど子供は無事だった。


数日後、家に届いた病院からの請求書で娘が妊娠したことを知った母親は、主人公の父親同伴の元、話し合いをする。
主人公は、父親がチクったと思って激昂、父親は俺は話していないと答える。

母親は、娘を適切な取扱いをしてくれる施設に娘を入れ違っているが・・・
そこにジョニーがやって来て、ディナーを共にする、そこでジョニーは、種がテディ―の子どもがどうしても欲しい、だから・・・といってイライザにプロポーズしよとするのを見てあわてて止める母親。


ジョニーと結婚しようとするイザベラを説得する父親、イザベラは母親とは離れたいし、他に行くところもない、何かいい案があるとでもいうのと反論する。
一方、ジョニーも友人に、兄弟の未亡人と一緒になることは、すげーロマンチックだけれど、お前は、弟の遺灰(こと)を一生引きずるつもりなのかと言われる。


2人の結婚式に参加する主人公と父親、イザベラを見つめる主人公の眼差しで何かに気付く父親
式後、二人はバンドツアーに出かける(運転手は主人公,、ギター(上の発言の友人)は脱退


母親にやりすぎよと追及される父親、娘が自分を頼ってくれないことを嘆く母親、それを慰める父親だが、一人にして欲しいと言われて出て行く。


バンドツアーの途中で、主人公の実家を訪ねる一向、母親はわざわざベジタリアン向けの夕食を用意していてくれた。

母が恋しくなり電話をする主人公
ルースター?がカリフォルニアに引っ越すことを知り、それを必死に引き止めるジョイニー
その場面を目撃して、心穏やかでない主人公


ジョイ-が変わってしまったとなげくイライザ、興奮するイライザをずっといっしょにいるよといって慰める主人公だったが、思わずキスしてしまう。


主人公とイザベラをバス停まで見送った主人公の母親の家に、イザベラの母親が訪れるどうしたらいいか相談を受けるが、最終的には2人の間のしこりは消えた感じとなる。


ジョニーが来て、父親同伴の元、4人で話合いを始めるが、ジョニーの案が子供を養子縁組に出すことにショックを受け、外に飛び出すイザベラ
そんなジョニーをみて、お前のボーイフレンドがカリフォルニアに行きだすといったからそんな事を言い出したんだろうと激昂した主人公は、イライザを追いかける。


外は、ホームレスの取扱いに反対するデモで騒然としている中でやっとイライザを見つける。
自分はただ家族が欲しいだけなのに、みんなテディ―が戻ってくることだけを望んでいると苛立つイライザを連れて戻る主人公


病院、子供を生むなんて恋に落ちるよりも簡単なことなのね。でも、貴方の事も欲しいわと主人公に向かっていうイライザ。
付いてこいと父親に言われ後に続く、お互いが気にならないようなもっと広いスペースが必要だなと言われ、喜ぶ主人公は、父親に促されて子供を抱きかかえる。それを感慨深げに眺める父親。

一方、ジョニーは、テディ―の遺灰を捨て(テディ―の事を断ち切り)、ボーイフレンドと寄りを戻す。



最後、主人公の語りと大きくなったテディ―そっくりなことものシーンで、エンドロール


・英語のみ(字幕なし)