JOY (日本公開未定)

アメリカで12月25日に公開された映画”JOY”がネットにアップされていたのでチェックしました。
主演は、ジェニファー・ローレンス、その他、ハング・オーバーのブラッドリー・クーパーロバート・デニーロ等が出演しています。


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・感想
名作だと思います。
いろいろいいシーンが満載ですが、特に気にったのは、ジョイがブラッドリークーパーの直談判して、商品を売る機会を得るシーン(あらすじの太字部分)でした。
日本公開日は未定ですが、おすすめの1本だと思います。


・あらすじ(ネタバレ)
主人公のジョイは、航空会社のグランドアテンダント、2年前に夫は離婚、ただし、夫は地下室で同居、2人の子育てと、離婚して部屋に籠るようになってしまった母親の世話をする女性です。

そんなジョイは、夢に出てきた昔の自分に諭され、新たな生活を切り開こうとします。
それが、子供や母親が床にこぼした食料品や父親が床にたたきつけて割った家財道具の始末に使っていたモップの改良版を自分で作って売ろうというものでした。

ところがジョイに開業資金がありません。そこで父親やその交際相手より出資を仰ぎ、新商品を作り上げますが、中々売れません。
そんなところに助け船を出してくれたのが元の夫、彼の知人の縁でケーブルTV:QVC(通販番組を提供)の経営者(ブラッドリー・クーパー)に直接売り込むチャンスを掴みます。

ジョイの商品は、主婦の知恵で作られた見た目を気にしない実用本位の商品でしたが、そのみてくれがちょっとと断られそうになります。
そこでジョイは、あなたたちのように経営のことは正直言って分からないけれども、この商品は、実際に掃除をしている私が便利だと思って作ったの、他の商品とは違うのよといって、通販で取り扱うチャンスを獲得します。


しかし、今までの投資で首が回らないところにQVCより指示された納品数が5000本、資金のないジョイは自宅に第二抵当権を設定することで、身内からの出資を獲得します。
まちにまった放送日、QVCの紹介者が商品の取り扱いに失敗して発注は0、それでもめげないジョイは、QVCの社長に直談判して、自分で商品説明をするチャンスを獲得します。
本番で上がってしまって呆然と立ち尽くすジョイ、そこに視聴者からの電話が入り、我に返って商品の説明を始めるジョイでした、その結果、商品は馬鹿売れ、4000本以上の打ち上げを上げて大逆転です。


これで上手く話しが終わるのかと思うとどこは映画・・・
部品の発注業者から納品価格の引き上げの通知があり、その会社に向かうジョイ、納品価格の交渉は決裂、稼働状況を確認しようとだまって立ち入った工場でみつけた図面には、自分の商品とそっくりの内容が書かれていました。
ジョイの行動を不信に思った業者は警察を呼び不法侵入でジョイを拘束するように求めます。ジョイは、自分のつくった商品が模造されていると訴えますが、業者と長い付き合いのある警官は、業者のいうことを信じて、逮捕してしまいます。


保釈金を支払って自宅に戻っジョイ、顧問弁護士は、相手が君の作った商品を盗もうとしているけど、それを証明する手立てがないので無理というし、身内は、既に5000万近い借金もある、QVCは、特許件で係争中のような商品は扱ってくれないから、もうどうにもならない、自己破産の申告書にサインした方がいいといってきて、仕方なくサインするジョイでしたが、それでも諦めきれないジョイは、契約書や特許の書類などを夜通し見直した後、一人だまって出かけていきます。


→会社の弁護士選任については、元の夫と父親およびその恋人との間で意見が分かれ、結局、父親達のいう案を採用しましたが、その弁護士は特許系の裁判にはあまり明るくなかった結果、こういう事態に陥ってしまった。

ジョイが向かったには、テキサスの州都ダラス、そこのホテルで特許を横取りしようとした相手を待ち受けます。
やってきた相手のブラフにも屈せず、淡々と事実を述べていくジョイ

①相手が取引しようとしていた香港の経営者に事情を説明したところ、私のいうことを理解してくれたという点
②ジョイの商品は、商品を横取りしようとしている相手の持っている特許との類似点はまったくなく、そもそも特許料を支払う必要がなかったという点

そして今回の件はあなたの間違いだったのかもしれないので、訂正すると思うので時間を頂戴と弁護士にはいっているのとブラフをかけたところ・・・

相手がおれ、今まで受け取った特許料の返金、さらに同額の違約金の支払い、さらに、受け取った特許料については、利子を上乗せするという案を提案してきたところ快諾、金銭的な権利を主張しないという書類に、相手の申し出た内容を手書きで追記した上で、サインを要求するジョイでした。


交渉先のホテルから出てきてダラスの町を闊歩するジョイにナレーションが重なり、今後の彼女がどういう人生を歩んだのか描かれます。
彼女は、事業で成功し、自分と同じようにアイデアを持った人の商品を鑑定、いい商品については自分の会社で販売するようなスキームを構築していたのでした。


ウエイトレスをやっているという女性(夫と赤ちゃんを同伴)が作った旅行用の洋服クリーナーを鑑定するジョイ、この商品は自分で作ったのと尋ねます。はい、自分で作りましたという彼女に対して、私も最初の商品は自分で作ったよ。といいいいデザインね。この商品は気に入ったわといい、もう1日こっちに残って会社のデザイチームとあってくれないかしらとお願いします。
その反応によろこぶ女性でしたが、その答えはノー、それに対してジョイは、今どこに泊まっているのと尋ね、ホリデイインだと聞くと、・・・のスイートルーム(恐らくホリデイインよりも上のランクのホテル)に移って貰いなさい、赤ちゃんもいるし、そっちの方が快適だから、そして、(もう1日滞在できない理由は)あなたの上司のせいなのよね。上司には、私の方から連絡をして、休めるようにお願いするからというと大喜びする女性。その女性にその気持わかるわよ、その椅子に座っている気持も知っているわというジョイでした。


最後にQVCの社長との面談をするジョイ、それは内密にヘッドハンティングの要請をするものでし。その話が終わり子供のころにつくった工作を見つめるジョイ、そして昔を振り返っているところに、”その日(ダラスの町を歩く)ジョイは、(こんな未来が待ち受けているなんて)まだ知りませんでしたとナレーションが流れて・・・



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VIOOZ(英語のみ字幕なし)