Burnt

昨年の10月にアメリカで公開されたブラッドリー・クーパー主演の映画”Burnt”がネットにアップされていたのでチェックしました。
なお、日本公開は未定のようです。

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・感想
ブラッドリー・クーパーの違った面がみれる良作です。主人公の描写が”幸せのレシピ”に重なる部分も多いのですが、嫌味にならず見てる方はにやりと思わずしてしまう感じです。
日本公開は未定ですが、DVDが発売されたら購入してしまうかもしれません。



・あらすじ(ネタバレあり)
16歳で学校を中退、パリへの片道航空券を握りしめて、料理人の道に入った主人公(ブラッドリー・クーパー)は、2つ星レストランの料理長にまで上り詰めます。
ところが、一か所にとどまることをよしとしない信条の主人公は、牡蠣を100万個むいたその日に、突然レストランから失踪してしまいます。

あれから数年、再び料理人に復帰しようとした主人公は、顔見知りの料理評論家をけしかけ、父親からレストランを引き継いだ御曹司の店に向かわせます。
そこの料理の質は悪く、評論家も顔をしかめるほどでしたが、その店をこの街から追い出してしまおうとけしかけたのです。

評論家の来店であせる御曹司、彼女の論評次第では、廃業に追い込まれてしまうほどの影響力をもった人なので当然です。店の料理をチェックする御曹司、その味はとんでもなく、もうおしまいだと思ったその時、主人公がコックの姿をして、視線の中に・・・
事の次第を悟った御曹司ですが、背に腹は代えられず主人公に料理を任せます。


評論家も満足して帰ったあと、主人公よりミシュランの☆を取ってやるからと、新たなレストランを開業を決意する
御曹司でした。



新店舗の開業にあたっては、パリ時代の同僚や新たにみつけた有望な他のレストランのコック(女性:ヒロイン)などが参加することに・・・

しかしながら、オープニング・セレモニーは散々な結果に終わり、新聞の論評も最悪でしたが、自分の否を認めた主人公は、TV番組に出演、再度、リオープニンセレモニーを開くことを宣言します。

2回目のオープニング・セレモニーは大成功をおさめます。そのご、そろそろミシュランの調査員が来る頃だということで、御曹司から従業員に対して、その特徴が語られます。

①二人1組で19:30に予約する
②一人は遅れてやってくる
③一人は、コース、もう一人はアラカルトで注文する
④ワインとお水を注文する
⑤フォークは音を立てると回りの客の迷惑になるので、そっと床に置いて、対応をチェックする

というものでした。


主人公が、パリ時代のことでトラブルに巻き込まれてぼこぼこにされた日、ミシェランの調査員らしき客がやってきます。緊張が走る厨房、主人公は、すべての仕事を差し置いて、この客に集中させます。他のコックの仕事を細かくチェックする主人公・・・
料理を出して一息ついた途端、オーナーが手つかずの皿をもって戻ってきました。(辛すぎる!)そうだ。主人公がソースを確かめるととんでもない味、作ったコックをみると、(パリ時代のお返しだ!)と言って、出て行ってしまいます。
途方に暮れて街をさまよう主人公でしたが、ライバルのシェフの言葉などで立ち直りかけます。


ホテルで休む主人公のところへ、御曹司とヒロインがやってきます。
昨日のあれはミシェランの調査員じゃなかったんだよ・・・ 唖然とする主人公!
御曹司が帰り、ヒロインだけが残り、ヒロインが主人公を諭します。

一人だけじゃ無理よ、誰にもできない、私達はいっしょに頑張れるわ、私たちを信じて!


その言葉に心を動かされた主人公は、若手のコックを信頼して、どんどん仕事を任せていきます。
そんな感じで厨房の空気も様変わりし、活気がでたころ、本物のミシェランの調査員が店を訪れます。
御曹司は、緊張した面持ちで主人公にその胸を伝えますが、主人公は普段とまったく変わらず、ただ注文を他のメンバーに伝えるだけ、そして御曹司に向かって、(俺たちはやれることをやるだけさ)と語りかけます。
厨房の空気を読み取って立ち去る御曹司・・・

主人公が休憩しているところに御曹司がやってきて無言で語り掛けます(大成功だったよう)


日は変わって、いつもの厨房、まかないが運ばれ従業員が食べ始めます。それを眺める主人公、今までは賄をいっしょにたべなかった主人公が、みんなといっしょに賄をたべるシーンで・・・・


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VIOOZ(英語のみ・字幕なし)