The 5th Wave  日本公開 2016年4月

全米で1月23日に公開されたばかりの映画”5TH WAVE”がネットにアップされていたのでチェックしました・

・英語のみ(字幕なし)

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・感想
次作につながるような終わり方ですが、次作を見たいかというとそれほどでもない内容なので・・・
たぶん、本作品でおしまいのような気がします。
特撮も豪華ですが、いかんぜんシナリオがくそなので、のめり込めませんでした。特に、あれだけ用意周到に地球侵略を計画してきて、圧倒的な技術力の差があるにも関わらず、なんでこんなやり方をするのという部分が最後まで納得できませんでした。


・あらすじ(ネタバレ)
高校生活を満喫する普通の女子高校生のキャシー(クロエ・モエ)が主人公で、地球を旋回していた巨大な物体がたまたま、主人公のすむオハイオ州の上空で停止したことが事の始まり。
巨大な物体は、宇宙船でここから宇宙人の侵略が始まります。

その段階は5段階
①全世界を電磁波?
→停電させた結果、飛行機は落ちる、その他車なども使い物にならなくなる。(電子機器が停止してシャットダウン)
②巨大地震が発生
→沿岸部の都市はことごとく壊滅
③伝染病が発生
→一部抗体を持つ人もいるが、感染した人のほとんどが死亡
→医師として隔離所で治療にあたるキャシーの母親死亡
④エイリアン、人間に寄生
→主人公一家が避難しキャンプでエイリアンが人間に寄生していることが判明、判別の易しい子供は、ライトパターソン空軍基地へ護送、難しい大人に説明しているところで暴動が発生して、軍が避難民を虐殺
→キャシーの父親も巻き添えを食らって死亡、弟の忘れた熊のぬいぐるみを取りにいって、バスに乗り遅れたキャシーは、基地まで80マイルの旅にでる。
⑤子供を訓練して生存者を殺す?(映画の後半で判明)
第5波がこれでいいのかは確証が持てません。聞き逃したのかも?


空軍基地に運びこまれた子供の中から、隊長格になりそうな子供を選抜、エイリアンを殺す覚悟ができているのか確認するのだが、そのために選ばれたのが、キャシーの高校のアメフトのエース”ベン”
ベンは、エイリアンに感染された人間を容赦なく殺し、訓練に励む。
回りの街が襲撃されたという知らせを司令官より受け、分隊長として子供を率いて出撃するも、途中で、司令官よりエイリアン判別用のスコープが偽物で、自分たちが殺していた相手が生存者であることに気付いて、仲間に自分を撃たせて、他の隊員は全面したことにして基地戻り、エイリアンに寄生されている司令官を殺す決意をする。

一方、キャシーは基地に向かう途中高速で襲われるも、アダムという少年に助けられ一命をとりとめ、アダムとともに空軍基地に弟を助けに行く。途中、恋も芽生えるも、実はこのアダム、エイリアンが地球侵略の先遣隊として潜り込ませていたものだったが、キャシーに一目ぼれして人間性を取り戻した、半エイリアン半人間という存在だった。
キャシーは、アダムと別れ、単身基地に潜入、隊長格に選抜されて試験をされるところで、エイリアンに乗っ取られた医療兵を殺して逃亡開始(弟を探し始める)、その途中、司令官と対決するも拘束されるも逃げ出した同級生のベンと遭遇、いっしょに逃げる途中、基地の兵隊に発見されてしまう。

そこをキャシーを見守っていたアダムに助けらる。アダムが種族よりも君のことを選んだよ、この基地を破壊するから逃げるんだと言われて、ベンといっしょに弟を探し行き、発見、弟を連れて逃げているところで、基地が崩壊し始める。
エイリアンに乗っ取られた司令官はヘリコプターで避難、キャシーとベンは駆け付けたベンの部下に助けられて避難、分隊の仲間といっしょに夕食を食べるシーンで、希望かあるかぎり・・・と講釈をたれているところで・・・


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・司令官が生き残っていること
・半エイリアン・半人間のアダムの生死が不明なこと
・地球がエイリアンの侵略から解放されていないこと

などを踏まえると、興行成績がよければ2作目の制作をにらんだ脚本だったように思います。
そのおかげですっきりしない終わり方でした。