SELMA

1月9日に全米で公開されたばかりのマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の自伝的映画”SELMA"がネットにアップされていたのでチェックしました。




・あらすじ
公民権運動の中でも有名なアラバマ州のセルマから州都モンゴメリーまでのデモ行進に至るまでの経緯を描いた映画です。
キング牧師ノーベル平和賞受賞から始まり、行進後のモンゴメリーでの演説で終わります。



・感想
この映画の最初の方で黒人女性が選挙権の登録に行くものの、試験で落とされて却下されているシーンが描かれていますが、この映画をより理解するには、当時の状況をしっておいた方がいいと思い、途中で再生をやめてネットでいろいろと調べたところ、いいサイトを見つけましたので紹介します。

公民権運動史跡めぐり・イントロダクション
・Selma→Montgomery(アラバマ州)選挙権獲得をめざす大行進 (1965)

作品のジョンソン大統領やアラバマ州知事のセリフの中に、彼らの要求にはきりがない的なものがありますが、
この背景については、上記のサイトに目を通していただければ理解しやすいと思います。

もちろん、この問いかけに対してのキング牧師の回答も仲間に対する演説の中できちんと描かれているのですが、その辺りについては映画で確認していただければ・・・


この映画では、公民権運動におけるキング牧師や仲間たちの熱意や葛藤がよく描かれているのですが、キング牧師らの要求に対して、苦悩するジョンソン大統領や怒り心頭の州知事などの部分も非常に丁寧に描かれているので、すべてのシーンで目が離せません。

もちろん、キング牧師のスピーチや妻への手紙など、その内容は素晴らしいものなんですけど、それと同時にジョンソン大統領やその側近のセリフもいいものばかりでした。

脚本だけでなく演技も素晴らしいので、ぜひ、映画館でご覧になられることをお勧めします。


参考
キング牧師モンゴメリーでの演説(195年)



・リンク先(英語音声、字幕なし)

黒人英語(WIKIPEDIA)
黒人英語の決定的な特徴 - 時制

3単現のSは省略するなどのセリフが使われている場面もありますので、ご注意ください。
自分が認識できるのはこれ位ww