The Imitation Game

3月に日本公開予定の映画”The Imitation Game”がネットにアップされていたのでチェックしました。




・あらすじ
数学者の主人公は、ドイツ軍の暗号を解く仕事につくことになる。当初から上司である軍の指揮官とはそりが合わない感じであったが、自身の考案した暗号自動解読マシーンの予算要求が指揮官に却下されると、ウィストンチャーチル首相に手紙を書き、この任務の現場責任者となる。

責任者となった主人公は、チームの再構築を断行、不要な職員を斬り捨て、その補充要員は、新聞に掲載したクロスワードの正解者から選抜する等の独自の色を出していく。
その正解者の中に後に主人公の婚約者(ケイト・ウィンスレット)がいた。

主人公達は暗号の解読を試みるもうまくいかない、結果がでないことに痺れを切らした指揮官が主人公を首にしようとしたが、他のチーム員の嘆願もあって、1か月の猶予期間が与えられる。
果たして、主人公達は、ドイツ軍の暗号を解くことができるのか?主人公とケイトにはどのような結末が待ち受けているのかというお話でした。



・感想
実話に基づいた映画ですが、冒頭は1951年のイギリスから始まります。
窃盗犯として刑事に疑われる主人公という一つのタイムライン(現在)、そして戦争中に解読作業に従事しているタイムライン(過去)、更に、主人公の人格形成に大きな影響を与えた学生時代のタイムライン(大過去)と3つのタイムライムを行き来しながら、主人公の苦悩が描かれていきます。

本来、賞賛されるべき主人公が、機密という壁と保守的な当時の時代背景のために意外な結末を迎えるストーリ展開は、話が進むにつれてどんどん引き込まれていく感じがしました。
なお、予告編ではドンパチのシーンが結構使われていますが・・・本編では時代背景を描く際の刺身のつまのような扱いだったりします。
大人向けの映画ですので、お子さん連れではなく夫婦・カップルで観にいった方がいいかもしれません。



・リンク(英語・字幕なし)