Mississippi Grind (2015) 日本公開未定

アメリカで9月に限定公開された映画”Mississippi Grind”がネットにアップされていたのでチェックしました。

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・あらすじ(ネタバレあり)
主人公のベン・メンデルソンは、ギャンブル狂い、ギャンブルが原因で奥さんとも別れ、借金で首が回らない状態、そんな彼がカジノで出会ったライアン・レイノルズと一発逆転のロードトリップにでかけます。


注:アメリカがギャンブルが公認されているのは、ネバダ州とインディアン居留地だけだと思っていましたが、連邦法の及ばない、海上および河川上でのカジノの開場は、州が許可すれば問題ないように、変わっていたことをこの映画で初めて知りました。


途中、ミシシッピ川上にあるカジノを訪れながら、色々な出来事が描かれていきますが、ベンがカジノのポーカーで2人の全財産を失ってしまい、その後、金目になるものをすべて処分して、競馬レースで大勝負を仕掛けます。


ところが、どの馬にするかという段階になって、二人の意見が合わず、結局、強引なベンが選んだ馬にするのですが、結局、このレースで負けてしまい、ライアンが帰りのバス代と残していた200ドル(二人分)のうち、100ドルをベンに渡して、ベンはライアンのもとを去っていきます。一方、ベンは、自分の選んだ馬が勝利、その馬券をベンにだまって購入していたので、それを換金して、一人母親のもとに向かいます。

諦めきらないベンは、再びカジノに向かい、レイノルズからもらった100ドルをルーレットで1点賭け、そのあたりの資金を元手にブラックジャックでつきまくります。
そこに、母親の誕生日プレゼントに100ドル以外を渡してきたベンがやってきて隣に座って、100ドルで勝負をするけど負けてしまい、それをみたベンが100ドルチップを渡してから、二人の快進撃が続きます。

最終的に、バカラで3000万円相当のチップをオールインした勝負に勝利し、2人でお祝いのディナーで高級料理を食べますが、ベンの様子がどうもおかしい。
せっかく並んだl高級料理には手をつけず、チーズバーガーを頼む始末です。それをみたレイノルズが本当を何をしたいんだとベンに尋ねると、今まで何もしてあげてこなかった6歳の自分の子供に何かをしてあげたいとぽつりと告白します。


翌朝、一人先におきたベンは、部屋の金庫に積み上げられた6000万円相当の札束を眺めながら試案顔です。
携帯メールの着信音で起こされたレイノルズが、ベンを探すとベンが部屋にいません。不安に思ったレイノルズが、金庫を開けると、そこにはレイノルズの取り分の3000万円相当の札束と、ベンのメモがありました。
そこには、二人の話の中ででた次の旅行先、ペルーのマチュピチュの文字が・・・
会計を済ませようとカウンターにレイノルズが行くと、清算を既に住んでいるとのこと、会計担当の次はどちらへの質問に、マチュピチュへ、君もいっしょに行かないと答えるレイノルズでした。


一方、ベンの方は、大勝負のために自分の車を売り払った中古車屋で、売った車を買い戻し、エンジンをかけて流れてきた、自分がいつも聞いてきたギャンブルの必勝法のCDの音声になんとも言えない顔をしたところで・・・


エンドロール




・感想
理知的でギャンブルも冷静にプレイし、確実に勝ちを収めるレイノルズ熱くなって、見境なく嵌まり込むベンこの好対照な二人のロードトリップを見ているだけでも面白いのですが・・・
最終的には、どうにもならないくでくでのベンのおかげで、レイノルズも、今の宿り木を訪ね歩くような生活から、決別するような内容で最後終わるところが、何とも言えない余韻を鑑賞後に与えると思います。
これ、日本で公開されたらぜひとも映画館でみたい作品だと思いました。



・VIOOZE(字幕なし英語のみ)